日常的モニタリングと独立的評価
目次
- 日常的モニタリング
- 独立的評価
- モニタリングと内部通報制度
- 日常的モニタリング
- 日常的モニタリングは、通常の業務に組み込まれた一連の手続を実施することで、
内部統制の有効性を継続的に検討や評価することをいいます。
たとえば、売掛金の回収業務のプロセスの中に、相手先への金額の確認作業を定期的に行うという作業を組み込むことで、
回収業務が適切に行われているかどうかをチェックすることができます。
この場合、確認作業は業務とモニタリングを同時に行っています。
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- 独立的評価
- 独立的評価は、それぞれの役職者が、それぞれの立場から実施することになります。
経営者は、内部統制の整備及び運用に関して責任を有しているので、
その観点から独立的評価を実施することになります。
取締役会は、内部統制の整備及び運用に関する基本方針を決定し、取締役の職務の執行を監督することになります。
監査役は、取締役等の職務の執行を監査することになります。 - モニタリングと内部通報制度
- 内部統制の目的を達成するために、内部通報制度を設けるのもいい方法です。
内部通報制度は、モニタリングの仕組みの一環と考えられます。
内部通報制度は、会社の構成員から、経営者、取締役会、監査役又は監査委員会などに直接、情報を伝達できるようにすると良いでしょう。
内部通報制度を設ける場合、経営者は、情報の混乱と通報者を保護する仕組みを整える必要もあります。
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